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テント泊を伴う登山の際に、「もっと荷物を軽くしたい」と思ったことはないですか?
今回は、そんな悩みを解決する寝袋「MINIMARHYTHMシリーズ」について解説いたします。
MINIMARHYTHMとは?
縦走登山やソロキャンプ等、荷物が多くなるアクティビティの際に活躍する、ナンガの寝袋の中では最軽量のシリーズです。
生地に使用されているのは格子状に織り込まれ、強度がある7d×7dの極薄ナイロン生地です。リップストップの生地を使用することで、極薄ながらも優れた強度を実現しています。
また、羽毛には撥水加工が施されているUDD DXを使用し、水にも強い仕様となっております。
ジップの使用を最低限にしているため総重量を軽減させ軽量化しているのも、ミニマリズムの特徴です。
MINIMARHYTHMシリーズの形《マミー型》
マミー型は身体に密着することにより、保温力が高く収納力にも長けていると言われています。
身体への密着度が高いと、冷たい外気が寝袋内に入り込まず、寝袋内の暖まった空気が外に逃げないため、寝袋内の暖かさが保たれます。
また、身体に沿った形は、無駄なスペースが無くコンパクトになるため持ち運ぶのにピッタリです。
これらのことから、マミー型は登山やキャンプツーリング等、少ない荷物で行動する際に向いていると言われています。
※マミー型は慣れていないと窮屈に感じることがあります。本番使用の前に自宅で実際に使用し、慣れておくことをオススメします。
構造の特徴ナンガの寝袋は快適に使用できるように、想定使用シーンを考え、それにあった構造で作られています。
ここでは”ダウンの封入方法”について説明いたします。
〈ダウンの封入方法〉
MINIMARHYTHMシリーズでは、2種類の構造を商品に合わせて使い分けています。
・シングルキルト構造
表地と裏地を縫い合わせた一番シンプルな縫製方法です。最低限の生地で作られているため、軽いという特徴があります。縫い合わせてる部分には羽毛が入っておらず、コールドスポットとなっています。そのため、ダウン量の少ない3シーズンやサマータイプの寝袋に使用されている構造です。
・ボックスキルト構造
表生地と裏生地の間に通気性のある生地を配置しているため、コールドスポットが無くダウンの片寄りを防ぐため羽毛の保温性を効率的に発揮することができる構造です。
羽毛の特徴
羽毛には、撥水加工を施したUDD DXを使用しています。
UDD DXとは、AURORA LIGHTシリーズに使用しているDX(スパニッシュダックダウン90-10% / 760FP)の羽毛に、撥水加工を施したダウンです。
DXの羽毛は通常より2倍以上長い時間の飼育期間を経たダックの羽毛のため、ダウンボールが大きく、復元力(フィルパワー)の数値が高い特徴があります。
そんな羽毛に撥水加工を施すことで、羽毛最大の弱点である”水”にも強い羽毛となっております。
どんなシーンでオススメ?
・テント泊を伴う登山(縦走登山等)
・UL(ウルトラライト)ハイクを行う方
・積載量に限りのあるツーリングキャンプ
等にオススメ。
ナンガの他の寝袋に比べ軽量コンパクトになるMINIMARHYTHMシリーズは、重量も収納サイズも小さく、荷物を減らすことができるため、身体への負担も少なく済みます。
・荷物を少しでも軽くコンパクトにしたい方
には特にオススメです。
商品紹介
今回は、北アルプス「燕岳」の”平均気温最低気温”と寝袋の”快適使用温度”を基準にオススメ使用時期をご案内いたします。
【平均最低気温:燕岳(標高:2,763m)】
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
-19.6℃ |
-21℃ |
-15.6℃ |
-9.2℃ |
-3.3℃ |
1.8℃ |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
6.3℃ |
7.2℃ |
3.1℃ |
-5.7℃ |
-10.2℃ |
-15.5℃ |
月ごとのオススメの寝袋は
※下限温度+5℃を目安にしています。温度の感じ方には個人差があります。
ここからは
MINIMARHYTHMシリーズの商品をご紹介いたします。
MINIMARHYTHM 5BELOW
■価格:¥49,500(税込)
■カラー:ブラック、ライトグレー
■サイズ:レギュラー
■下限温度:-5℃ ※ナンガ基準:エキスパート向けの下限温度です
■フィルパワー:770FP
■ダウン量:250g燕岳(標高:2,763m)でオススメの使用時期は「6月・9月」です。
MINIMARHYTHM ZERO
■価格:¥42,350(税込)
■カラー:ブラック、ライトグレー
■サイズ:レギュラー
■下限温度:0℃ ※ナンガ基準:エキスパート向けの下限温度です
■フィルパワー:770FP
■ダウン量:180g燕岳(標高:2,763m)でオススメの使用時期は「7月・8月」です。
MINIMARHYTHM HALF
■価格:¥35,200(税込)
■カラー:ブラック、ライトグレー
■サイズ:レギュラー
■下限温度:5℃ ※ダウンウェアと併用で0℃まで想定 ※ナンガ基準:エキスパート向けの下限温度です
■フィルパワー:770FP
■ダウン量:130g
燕岳(標高:2,763m)でオススメの使用時期は「8月」です。
もうすぐ富士山も開山し、本格的な登山シーズンがもうすぐそこまでやってきました。連泊での縦走登山がしたくなる季節です。
登山やキャンプなどのアクティビティを楽しんでいる方、2本目の寝袋に1つあると、標高や天気・気温に合わせて寝袋を選べるためより快適に登山を楽しめます。
ナンガのミニマリズムシリーズで縦走登山うやULハイクを満喫してみてはいかがでしょうか。