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皆様、秋登山は楽しんでいますか?この季節のテント泊、寝袋選びに迷ってしまいませんか?
10月7日~8日にかけて1泊2日で北八ヶ岳に登って来ました。
今回は、この山行で使用した寝袋とオススメの寝袋、オススメのウェアをご紹介いたします。
長野県と山梨県にまたがり、南北約25㎞、東西約15㎞にわたり峰を連ねる八ヶ岳。主峰赤岳をはじめ、多くの山々を楽しむことができます。
夏沢峠を中心に南側を「南八ヶ岳」北側を「北八ヶ岳」とし、「南八ツ・北八ツ」の愛称で親しまれています。
南八ヶ岳は赤岳や硫黄岳、阿弥陀岳などの荒々しい岩峰が連なり、男性的な山容です。
一方、北八ヶ岳は幻想的な苔の森が広がる原生林や、静かで神秘的な山上湖沼が点在し、穏やかな山並みが広がっています。赤岳とともに多くの登山者が訪れる天狗岳や、山頂が2峰に分かれている北横岳などがあります。
今回テント泊をしたのは、蓼科山と北横岳の間、双子池のほとりにある山荘「双子池山荘」のテントサイトです。
このテントサイトは双子池山荘から少し離れた雌池の湖畔にあり、静かでのんびりとした時間を過ごすことができます。
今回のコース
1日目(10月7日) ☀
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北八ヶ岳ロープウェイ→北横岳→亀甲池→双子池(テント泊)
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2日目(10月8日) ☁→☂ |
双子池→雨池→雨池峠→北八ヶ岳ロープウェイ
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気温
手元の温度計だと
日中:約12℃~13℃ 夕方:約5℃前後 夜中:約0℃
でした。
今回使用した寝袋
快適温度 5℃/下限温度 0℃ サイズ:レギュラー ダウン量:350g
気温に対してギリギリの使用温度帯の寝袋を選び、使用してみました。(使用したのは 女・身長:155㎝)
使用快適温度 |
5℃ |
下限温度 |
0℃ |
夕方の気温 |
5℃ |
夜中の気温 |
0℃ |
今回のように、気温に対して 使用快適温度/下限温度 がギリギリの寝袋を使う場合は「しっかり防寒をしなければ寝れない」と感じました。
寝る時のレイヤリングは
トップス |
メリノウールベースレイヤー(長袖)・山シャツ(長袖)・ダウンウェア
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ボトムス |
ドライインナー・中厚手のトレッキングパンツ |
これでも体と寝袋の間に隙間があり、防寒対策が足りず、寒さを感じました。
行動中に使用していたフリースジャケットや、寒さに備えて持って行っていた防寒グッズを寝袋の中に詰め込みましたが、それだけでは冷え切った身体を暖めるには不十分でした。
沸かしたお湯をナルゲンボトルに入れ、布で包み、湯たんぽとして使用し、眠りにつくことができました。(※湯たんぽを使用する際は、低温やけどに注意してください。)
寝袋を選ぶ際は
・1~2スペック上の寝袋
・身長に合ったサイズの寝袋
を選ぶことをおススメします。
例えば、今回の山行で選ぶとしたら1スペック上の
快適使用温度0℃/下限温度-5℃ ダウン量:450g
寒いのが心配という方は
快適使用温度-4℃/下限温度-11℃ ダウン量:600g
気温が低く、結露でテント内が濡れてしまう季節は、防水の生地を使用したAURORA LIGHTシリーズがオススメです。
防水の生地を使用しているため、スリーピングバッグカバーが無くても安心して使用でき、荷物を減らせます。
今回のように、気温に対して快適使用温度/下限温度がギリギリの寝袋を持っていかなければならない時には、防寒着をしっかりと持っていくことをお勧めします。
フードで耳や顔周りも暖めたい方は
MOUNTAIN LODGEシリーズのジャケットはポケッタブルになるのでコンパクトに持ち運びができます。
ダウンジャケットだけでなく、ダウンパンツもお忘れなく。
ナンガのMOUNTAIN LODGEシリーズで寒い季節の登山を快適に過ごしてください。
街はまだまだ暖かい日が続きますが、山では季節が進んでいます。
・気温は標高1000メートル高くなると6度低くなる (標高100メートル高くなると気温が0.6度低くなる)
・体感温度は風速1メートル吹くと1℃下がる
と言われています。これを覚えておくと登る山の気温や気候をイメージしやすくなり、持ち物を決めやすくなると思います。
例年では氷点下にもなる時期です。急に冷え込み、いつ雪が降ってもおかしくないです。
この季節の寝袋やウェア選びは、余裕を持たせて準備しておくと安心です。
秋・冬ならではの山行を快適に過ごし、良い思い出を作ってください。
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