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スリーピングバッグを選ぶ時のポイント

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いつもナンガオンラインショップをご利用いただき誠にありがとうございます。

初めてスリーピングバック(シュラフ)の購入を検討している方や、新しいスリーピングバッグの追加購入を検討されている方など様々だと思いますが、皆様、寝袋を選ぶ際はどのように選んでいますか?

今回はスリーピングバッグを選ぶ際のポイントをご紹介させていただきます。

 

寝袋の温かさはフィルパワー×ダウンのグラム数×ダウンの封入方法からなっています。それでは細かく見ていきましょう。

 

フィルパワー(FP

フィルパワーとはダウンの反発力・復元力を表す数値です。

最大1000FPで、反発力・復元力が高いダウンはこの数値も高くなります。

FPの数値が高いと少ない量のダウンで多くの空気を含むことができるため、軽くてコンパクトかつ暖かい寝袋になります。

 

 

ダウンのグラム数

FPの数値が高くても入っているダウンの量が少ないと暖かくはなりません。寝袋を選ぶ際はFPと一緒にダウンの量もチェックすることをお勧めします。

※AURORA lightの場合

グラム数 DX(スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)) SPDX(ポーリッシュグースダウン93-7% (860FP))
350g

快適使用温度/下限温度

5℃ / 0℃

 下限使用温度(NANGA基準)

-6℃

450g

 快適使用温度/下限温度
0℃ / -5℃

 下限使用温度(NANGA基準)
-13℃
600g  快適使用温度/下限温度
-4℃ / -11℃
 下限使用温度(NANGA基準)
-18℃
750g  快適使用温度/下限温度
-8℃ / -16℃
 下限使用温度(NANGA基準)
-22℃
900g  快適使用温度/下限温度
-10℃ / -19℃
 下限使用温度(NANGA基準)
-27℃

 

ダウンの封入方法

ダウンの封入方法には3種類あります。

・シングルキルト

一番シンプルな縫製方法で、表地と裏地を縫い合わせているため軽量です。

表地と裏地の縫い合わせの部分にはダウンがなくコールドスポットになってしまいます。

ナンガではサマータイプなどに採用されています。

・ボックスキルト

表地と裏地の間にメッシュの壁を用いりコールドスポットを作らず、ダウンの片寄りを防ぎます。

・台形ボックスキルト

ボックス同士が支えあい、ダウンの片寄りを防ぎます。

 

スリーピングバッグの使用温度表示

ナンガではヨーロピアンノームを採用しています。

ヨーロピアンノームとはEU諸国における統一規格として定められている規格の名称のことで、寝袋を選ぶ際の目安にすることができます。

 ここで注意が必要です。

ヨーロピアンノームはヨーロッパの人を基準にしているので気温の感じ方にずれがあります。あくまでも、目安としてこのヨーロピアンノームを活用してください。

 《Comfort》Limit》《Extreme》を用いて温度表示をしています。

ナンガホームページには

《comfort》 一般的な成人女性が寒さを感じることなく寝ることができる温度域とされています。(快適使用温度)
《limit》 一般的な成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度域とされます。(下限温度)これよりも低い温度は、リスクのある温度域となります。
《extreme》 一般的な女性がスリーピングバックの中でひざを抱えるくらい丸くなった状態で6時間までなら耐えられる温度域とされます。体は震えを起こすことで熱をつくりだそうとし、基礎代謝量が増えます。なお、この温度域で使用すると低体温症になる恐れがあり、非常に危険です。

 と、記載されています。これを・・・

《Comfort》 山に慣れた人がパジャマを着てリラックスして寝ることができる
《Limit》 山に慣れた人がパジャマを着てギリギリ寝ることができる
《Extreme》 命に関わるほど寒さを感じる

 と言い換えるとイメージがしやすくなると思います。

 

スリーピングバッグの形

スリーピングバッグの形には《マミー型》《封筒型》の2種類あります。

どんな場面で使用するのか。キャンプなのか、登山なのか、自宅で使用、防災時に備えてなのかでスリーピングバッグの形を選ぶとよいと思います。

 

《マミー型》

・体への密着性が高く冷たい空気が入り込みにくく暖かい

・軽く、コンパクトになる

慣れていないと就寝の際にストレスを感じることがあるため、本番の前に自宅で実際に使用して慣れておくことをお勧めします。

荷物をなるべく小さく、軽くしたい登山などのアクティビティにぴったりです。

マミー型の商品一覧はこちら

 

《封筒型》

・普段のお布団に近い感覚で使用できる。

・寝ているときの圧迫感が少ない

マミー型と比べると体への密着性が低いため寒さを感じやすくなります。

商品によっては掛け布団のように広げて使うことも可能です。

普段寝るときと近い感覚で寝たい時、キャンプや車中泊にお勧めです。

封筒型の商品一覧はこちら

 

スリーピングバッグを選ぶ際に使用する・場面(キャンプ・登山・車中泊など)・季節・気温などを調べておくと選びやすくなります。

 

この記事が少しでもスリーピングバッグを選ぶ際のお役に立つことができたら嬉しいです。

ぜひナンガオンラインショップでスリーピングバッグ選びを楽しんでください!

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